愛犬の死が動物の命と向き合うきっかけをくれました。

今までの私は流行に乗った可愛い合皮のバックを安く買い、好みのブランドを買い揃え、流行りのかわいいファッションができればそれで良し。

動物の命や、環境のことを考えることすら思いつきませんでした。

愛犬の死

そんな私に動物の命を考えるきっかけをくれたのは、家族で飼っていた愛犬の死でした。

カナダに住んでいる私は、その当時の仕事の出張で日本へ１ヶ月帰国することに。

その時愛犬はすでに15歳という高齢。だいぶ弱っていたので、今回の帰国が間に合うかどうかも分かりませんでした。

全国で仕事があり、日本へ帰国してもなかなか実家には帰れず、ようやく地方での業務が終わり、実家に帰れることになったその日の夜。

まるで私の帰りを待っていてくれたかのように私の目の前で静かに息を引き取りました。とても悲しく辛い経験でした。

でもこの悲しい愛犬の死という経験で、初めて動物の死と向き合い、犬もどんな動物も人と同じ一つの命なんだ、と当たり前のことですが、再認識しました。

サボテンレザーとの出会い

そんなある日、メキシコ人の旦那と私の兄がサボテンレザーの視察をしに、メキシコへ行きました。

帰って来た二人はそれからサボテンのレザーを使い、色々なアイテムを作っていましたが上手く製品化出来ず諦めてしまいました。

愛犬の死とサボテンレザーとの出会いから、サスティナブルやヴィーガンと言うワードが身近な存在に。

それまでサスティナブルやヴィーガンとは無縁の暮らしをしていましたが、食べ物を変えたり生活の中にエコを取り入れたりと少しづつ行動が変わって来ました。

わたし自身がそうだったように、サスティナブルやヴィーガンの取り組みはきっかけさえあれば一人でも多くの方に知ってもらえると思いました。

「そんなキッカケを作りたい！」

それがTENERITAS立ち上げのスタートとなりました。

TENERITASはラテン語で「優しさ」。

動物にも地球環境にも、そして持つ人にも優しい気持ちでいて欲しい、という想いから”Be kind”をテーマにしています。

また、TENERITASはサスティナブルなスローファッションブランドです。

大量生産して在庫を抱えてしまってはサステナブルとはかけ離れてしまうので、一つひとつの商品を少量生産としています。

そして動物性素材を一切使用しないクルエルティーフリーの徹底。

地球にいいものを身につける。一人ひとりの小さな意識・行動で私たちの未来を良くする。

あなたもそんなワクワクする気分で毎日を過ごしませんか？